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■染色文化の歴史

染色文化の歴史は古く、中国では紀元前3000年頃、ヨーロッパでは紀元前2500~800 年頃の青銅器時代、インドでも紀元前2500年には盛んに行われていたことがわかっています。また、エジプトで発見された紀元前1450年頃の遺跡では、豊かな色彩が使われていたこともわかっています。

 最も原始的な染色は、生地の上に植物の葉や花を卵白や動物の血液で定着させるという手法が用いられていました。次には、細かく砕いた顔料を生地に直接塗布する手法が開発されましたが、半永久的に色落ちしない染色を求めて、さまざまな試行錯誤が繰り返され、自然染色は、遂に、生地の表面だけを染めるのではなく、細かく砕いた果物や木の実と共に糸を煮ることで、繊維そのものに色をつける手法を発見しました。

 染料として使われているものの多くは、植物や苔類などから抽出したものです。例えば、大青(ルビ:たいせい)の葉の青、サフランの花びらを使った黄色やオレンジ、インディゴ(インド藍)の根から取る深い青、動物の血液やエンジ虫を使った赤、古代ギリシャ・ローマ時代に最も高貴な色とされた貝殻から抽出される深紅色のティルス紫などが上げられます。

 染色が本格的な産業として確立されたのは11~12世紀頃のイギリスでした。12世紀末には、ロンドンに染色業者の組合も設立されています。

 


■化学染料の歴史

化学染料の歴史は1856年、ロンドン出身の化学者ウィリアム・パーキン博士が、マラリアの特効薬である合成のキニーネ剤を開発する過程で、世界初の人工染料である“モーブ(うす紫色)”の染料を発明したことに始まります。

 このパーキン博士の実験に触発され、イギリスを中心に、1900年頃までに 500種類もの新しい染料が開発されました。その結果、化学染色は、完全に自然染色に取って変わり、“染色革命”がなし遂げられたのです。

 19世紀末、この新しい染色技法は、化学繊維やタンパク繊維など、あらゆる繊維への染色を可能にしました。一時、1920年代に開発された化学繊維のアセテートが染まらないという問題も発生しましたが、補助薬品を使うことで、この問題も無事クリア。現在、合成染色は染色の主流となっています。

 1950年代には、化学の進歩により、より色が定着しやすく、発色のよい染色が可能になりました。